映画「エクス・マキナ」あらすじ

大手IT企業で勤務中の主人公の元に届いた電子メール。
それは、社内で抽選の結果送られてきた世界的大富豪である自社の社長の邸宅への招待券。
胸弾ませて訪れた邸宅は、まさに豪邸。電波の届かない絶景とともに初めて会う社長。
大豪邸に置かれたサンドバッグでトレーニングをし、その引き締まったからだからは想像できないが、世界的IT企業の社長との初対面である。
屋外の絶景とは対照的に、オートロック式で近代的なベッドルーム。
そこで社長は問う、この部屋は一つおかしな点がある。なんだと思う?

そう窓がないのである。そこから徐々にこの豪邸への切符を提供した本当の意図が明らかになる。
最新式AIロボットの試験である。実際の人との対話によってAIの完成度を確認するために邸宅に人を招いたのである。
秘密保持契約書まで用意され恐ろしさを感じつつも、二度とないチャンスを選ばない理由などない。
事件を承諾する主人公。
主人公の前に現れたのは、女性型のロボットだった。しかし、ロボットの顔はまさしく人のそれだった。
ガラス越しにロボットと対話する主人公初めのうちこそぎこちない二人だが会話は徐々に同年代の男女の会話になっていく

社長と言葉の通じない東洋人と三人で暮らしながら実験を継続していく主人公。

実験とともに成長していくロボットに徐々に惹かれていく主人公。
ロボットとの実験はもはや実験の域を超え始めた、そして、ロボットから少しずつ聞かされる話から社長への不信感を募らせていく。

社長の隙をみてロボットを逃す計画を立て、実行に移そうとした時社長の真の意図が明かされる。
実験の最終段階とは、主人公とロボットとの逃亡にロボットが誘惑できるのか。
そう主人公は抽選されたのでなく選ばれた。
人工知能AIの実験だけでなく、ロボットからの誘惑に最適な人間であった主人公。
社長の手のひらで動かされていた。

映画「エクス・マキナ」感想

内容としては、比較的ありきたりで、AIが発達した知能を持った結果人間にもたらすものは悲劇そう言える内容だった。
しかし、本作はAIロボットがロボットではなく、人間そのものである。女優が演じているからそうであるといったらそこまでであるが、人間がAIロボットを演じているのではなく、AIロボットが人間になっていくその過程を非常に細やかに丁寧に描いている。
そして、そのロボットに用いているテクノロジーは架空のものであるにしても、既存の概念ではないものを創造していてそういった細部への美しさ、造詣の深さはテクノロジーへの最大の敬意とも思えた。
そして、CGを使っている、当たり前にわかっていることだが、ロボットの皮を一枚はいだ先にあるロボットとして姿の映像美は現実と錯覚してしまいかねない。
ところどころ15禁の作品であるのでグロテスクでエロティックな表現があるが、それは、単にグロをエロスを表現したのではなく、この作品を描く上で欠かせない描写であった。
話の内容より最新型のAIテクノロジーの表現と雄大な自然の両方を圧倒的な映像で描いていた。
今後4K8Kそれ以上の画質で見ても見劣りしない、そんな作品だった。